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2013年7月14日

2013年7月14日 (日)

ナツイチ メンバー一人ずつ講評 その10 蒼い時を読んで 川栄李奈

蒼い時を読んで 川栄李奈
http://kansoubun.shueisha.co.jp/kawaei_rina/

りっちゃんはBAKセンターとなり,世間ではバカと思われているが,私はそれほどバカだとは思っていない。
ダンスもそれほど上手くはなくて,私も以前よりりっちゃんをどう評価していいものかはなかなか考えあぐねてはいたのであるが,意外と努力は人一倍やるタイプなのである。

とはいえ,読書感想文としては,メタメタと言っていい。
読書感想文の嫌いな子が,あらすじを繋げてなんとか書いた,という印象の感想文である。

けど,その中にもハッとしたことはあって,読んだ本がそうであったからというのもあるのであるが,自分を山口百惠になぞらえて,結婚と同時に芸能界を辞めることを想像しているところは,なかなかいいと思った。

アイドル絶頂のりっちゃんが,結婚と同時に芸能界を辞めることをこれ以上深く突き詰めることはできないだろうから,それは仕方ないとして,百惠さんが人気を掴んで絶頂になったとき,その間の苦悩などがこの本にかかれてないのだろうか?いや絶対書かれているだろう。
であれば,そういうところからもっと何かを掴み取って,それを自分のものにして欲しいと思う。

りっちゃんはアイドルだから,いずれオトコはあまた出てくるだろう。
アイドルや歌手が,結婚しては離婚・再婚し,その都度子供を作り,複雑な家庭環境になるのは見てきていると思う。

そうすると,百惠さんと似たような環境の子供を,りっちゃん自身が拡大再生産する可能性も,実は少なくないのである。
これもまた,18歳の少女が読書感想文に書くには重い問題であり,書けなかった可能性もあると思うのであるが,いま一度読み返し,百惠さんのような子供を作らず,オトコは一人に決めて幸せに暮らす。
・・・にも関わらず,百惠さんのように家庭に入るのではなく,できれば自分は女優やモデルを続けてもらいたい。

そこまでの人生を,りっちゃんはまだ妄想でいいから,想像してもらいたいと思う。

ナツイチ メンバー一人ずつ講評 その9 「宵山万華鏡」を読んで 古畑奈和

「宵山万華鏡」を読んで 古畑奈和
http://kansoubun.shueisha.co.jp/furuhata_nao/

古畑奈和はSKE出身で,私も最近知った。可愛くてダンスが激しい。ただ歌はもっと正確に歌って欲しい。

どうも,感想文といいながら紹介になってしまったなあと思うのであるが,とりわけこの文の意味が気になる。
でも、一番に思ったことはこの題名でもある宵山万華鏡の万華鏡ってどういう意味なんだろうっていうことです。

実はSKEに,"万華鏡"という題名の歌がある。チームS「制服の芽」公演の歌ではあるが。だから,まさか万華鏡の意味をここで聞いているのではあるまい。
もし聞いているならば,もう一度SKEに返却回送せねばならない。

そうではないとして,"万華鏡"の意味は知っていて,その上で,"宵山万華鏡"に付けた"万華鏡"の意味を知りたい,と言っているのであろう。
しかしそれは,分からないと言ったって,作者が本の中で書いていないのであれば,読者に対して考えてもらうために与えた課題なのである。
それをキチンと考えるのが,読者の務めである。

とはいえ,奈和が,"一話目は妹の気持ちを書いた物語りなんですが、六話目には姉の気持ちを書いた物語りになっているのでお互いの気持ちを知れ、楽しかったです。"と書いているように,恐らく同じ家族の物語をさまざまな視点で書いていることが,それぞれの想いが反射して万華鏡みたいだ,と言っているのではないか,と予想はできる。

奈和は高2であり,その程度までは突っ込んで考えて欲しいと思う。
人間,だいたい大学に入ってもちゃんと勉強などせず,社会人になったって上のヒトの言うことを右から左へ流しているだけで,ほとんどの人間の頭を使うピークは中高生あたりだと,私は37歳にして思っている。

いまもう大人と同じだけ考える土壌が出来上がっているのだから,奈和も分からないことをあと一歩掘り下げて考える習慣を付けて欲しいと思う。
それが,SKEやAKBとして成功し実を結ぶ秘訣になると思う。

ナツイチ メンバー一人ずつ講評 その8 白夜行を読んで 指原莉乃

白夜行を読んで 指原莉乃
http://kansoubun.shueisha.co.jp/rino_sashihara/

私には、趣味がない。
いきなりの大ウソである。さしこは小学生時代からのアイドルヲタであることはAKBファン全員が知っている。

休みの日は家から出ず、移動中は常に爆睡。
コレも本当だか怪しい。
もちろん,選抜総選挙1位になり,顔が知られるようになっては,休みの日にもおちおち外に出れないのは理解できるのであるが,1年前に報道されたことが事実であれば,休みの日は外に出てデートだって楽しかったはずである。
・・・いや,過去の話題は蒸し返さないでおこうか。

それにしても,さしこの文章は,言うべきことを全く言っていない。
確信犯なのか,まったく気づかずについつい隠してしまうクセがついているのか。

ふつうであれば,本の内容に触れるはずのところ,まるで触れたらネタバレだから触れてはいけないかのように,核心をぼかしている。
もしかして,読書感想文と,ネタバレNGの,試写会で聞かれた映画の感想をごっちゃにしていないか?
読書感想文はもう少し突っ込んでいいんだよ?

全く共感できなかったとあるが,どこに共感できなかったのであろうか?
私が一歩引いた目で見れば,"作中、二人の感情が書かれることはない。"この物語と,自分の感情を表さないさしことは,どこか似ている点があるようにしか思えないのであるが。

ハッキリ言って,さしこの文章は,感想文としてはヘタクソと言っていいのであるが,見たいところをなにひとつ見せてくれない,いわばチラリズムという意味において,さしこは本当はなにを考えているのかものすごく知りたい,内に秘めた牙をなんとしても見てみたい,そう思わせる文章である。

ナツイチ メンバー一人ずつ講評 その7 短編工場を読んで 高島祐利奈

短編工場を読んで 高島祐利奈
http://kansoubun.shueisha.co.jp/takashima_yurina/

ゆーりん,文章短いな。
あらすじだけでなく自分の意見も入っているが,まだどうも薄い。

試行錯誤を続けベストを見つけていく姿、それをすることで新たな自分を発見する、という所は、私達にも何か通じるものがあるな、と思いました。
というのは確かにそうとは思うけれども,それを"何か"とぼかして逃げるのではなく,どういうところが通じているかを掘り下げて書いたら,もっと説得力のある感想文になったと思う。

「人間いたるところに青山あり」という言葉も,ゆーりんは高校生だから分からないか・・・と思って調べたら,ゆーりんは愛知県出身である。
であれば,愛知の故郷を捨てて上京してきたゆーりんも,もう少し思うところがあるのではないか?

日本では特に,自分の故郷こそが青山と思い,故郷から離れられない人間がいる。
故郷から離れられないことと引き換えに,自分の人生をなんの挑戦もない,つまらないものにしている人間のなんと多いことか。

ゆーりんは,AKBでの成功を夢見て愛知の故郷を捨てて上京してきて,今後もさらに歌手や女優として,東京をベースに生活し,もしかしたら世界に出て行こうと思っていることと思う。

どこが自分の生活のベースになるか,将来のことは分からない。
分からないからこそ,「人間いたるところに青山あり」という言葉は,ゆーりんの書いた"失敗をおそれちゃいけないな"という言葉だけでは表現しきれない,もっといろんな思いを,ゆーりんに思わせたに違いないと思うのである。

このような感情が,もっと素直にポンポンと出てくるようになると,AKBでの活動範囲も広がるし,その先の歌手や女優としての成功も見えてくると思う。
いろんなことを思い,考えながら,いろんなことを表現して欲しいと思う。

ナツイチ メンバー一人ずつ講評 その6 さくら日和を読んで 平田梨奈

さくら日和を読んで 平田梨奈
http://kansoubun.shueisha.co.jp/hirata_rina/

ひらりーはまだ日本語が苦手なので,1冊を読書し切ったことは偉いと思う。
内容も本の内容を書きつつも自分の意見を入れているところはいい。

であるが,さくらももこの素性にスポットを当てすぎて,自分の意見をあまり深めることができなかったと思う。
ひらりー自身もAKBの中でちびまる子ちゃん的な一風変わったキャラであることもあり,本の中のエピソードで共感できたものもたくさんあると思う。
エピソードを,自分の考えやこれからのことに結びつけて書ければなお良かったと思うが,そこまで気が回らなかったのだろうか。

たとえば,"新福さんをほめたたえる会を開く所"をひとつ挙げ,ふつうの大人にはできないと書いているが,アイドルといういわばふつうの大人ではないひらりーならば,そういう会を開くこともあるのではないかと思うのである。

私もAKBを見ていて思うが,総選挙やその他の選抜などで,ファンや運営からの評価により褒められることはあるにせよ,ファンや運営から褒められないけれども地道に頑張っているメンバーもいると思うのである。
そのようなメンバーの存在を,メンバー達は知っているはずであるから,自分達で"○○さんをほめたたえる会"を開いたっていいと思う。
一般の社会人は,そういうとき,飲みに行って愚痴を聞いたりするのであるけれども,AKBであればもう一歩踏み込めると思うのである。

ひらりーは30秒英会話のおまけ動画をほぼ毎日撮っているが,たとえばそこでひらりー杯○○賞とか作って取り上げたっていい。
そんな些細なことだって,研究生の励みになる。

読書で思ったことを,なにか行動に繋げて欲しい。

ナツイチ メンバー一人ずつ講評 その5 家族日和 峯岸みなみ

家族日和 峯岸みなみ
http://kansoubun.shueisha.co.jp/minegishi_minami/

読書感想文というとどうしても読んだ本の内容にひきずられてしまい,じつのところ読み手がなにを考えたかがイマイチ分からない感想文が多いのであるが,みぃちゃんの感想文は自分がなにを考えたかで埋め尽くされていて,これはこれでいいと思う。
「家日和」という本にどういうことが書いてあったのか,少しくらいは教えて欲しいと思うのであるが。

その姿勢に触発されて,私も自分語りをしてしまうが,家族を本当に愛おしく思えるのは学生までであると思う。
社会人になり,自分の力で生活をするようになれば,今度は親が子供に対して自分たちの介護をしてもらいたい,そして孫を見せてもらいたいと言い出す時が来る。
そうすると,親は愛しい家族から,奴隷商人に堕してしまうのである。
それまで親の優しさ,温かさ・・・愛と思っていたのものが実は,単に親のエゴであることを知り,絶望する時が来るのである。
(もちろんこれが全ての親に当てはまるわけではないが,少なくとも世の親の半分には当てはまると思う)

その時にみぃちゃんは,本当に親のエゴを"家族日和"などという言葉で表現できるであろうか?
意地悪な質問ではあるが,親のエゴをいやというほど目の当たりにしている私は,人生の先輩としてどうしても釘を刺しておきたいと思うのである。

いやしかし,そのような親のエゴに苛まれることが仮にあろうとも,みぃちゃんはそこから立ち直り,自分が新たに作る家族に関しては,"家族日和"で得た感動を十二分に表現し,幸せな家族を築き上げてもらいたいと思う。

ナツイチ メンバー一人ずつ講評 その4 コンビニ・ララバイを読んで 山内鈴蘭

コンビニ・ララバイを読んで 山内鈴蘭
http://kansoubun.shueisha.co.jp/yamauchi_suzuran/

亜美菜と同じく,自分の意見を述べているようでいて,らんらんのは弱いと思う。

心を打たれました。 "学びました。" はいいけれども,どういうところに心を打たれ,学んだのかがいまいち分からないのである。

「守ることのほうがずっと難しい、本当は簡単なんだよ。すてるなんてことは。」

この一言を引用しているが,守ることと捨てること,"断捨離"という言葉が流行ったように,ふつうの人間であれば捨てることの方が難しい。
また,捨てることのほうが難しいからこそ,らんらんはチームは違えども,"RESET"や"スクラップ&ビルド"などの歌の中で,古いものを捨てて新しいものに挑戦することの大切さをAKBは歌ってきた。

であれば,AKBの一員であるらんらんは,この言葉を素直に受け取ってしまうのではなく,どうしてそう思うに至ったかを,もう少し掘り下げて書いてみるべきと思うのである。

いくら歌詞は秋元康が作ったとは言っても,自分のクチから発言していることであり,自分のクチから発言していることは,自分の思いと同じであるようにしてもらいたい。
もし自分の思いと相対するのであれば,「この歌詞はどうしても歌えません!」と,秋元康に対して反抗できるくらいであって欲しいと思うのである。

べつに,秋元康と考えが違ってもいいと思う。
出会ったものにすぐ感化されてしまうのではなく,「自分はこう思うんだけどな」という違いを,少しでも心に持ちながら読んで欲しいと思うのである。

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