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2015年5月15日

2015年5月15日 (金)

【ネタバレあり】「広い宇宙の中で」感想。個人的に全くダメでした。

悪い予感当たりました。

西田さんが、シンプルなストーリーでは面白くないと思ったのか、母子というテーマ以外にセクシャルマイノリティなど、テーマをいっぱい入れているようで、ごちゃごちゃした印象を受けました。

私がいうのもナニですが、リアルに起こってしまうならばともかく、創作なのですから、テーマはシンプルにして、役者がもっと工夫できるような余地があったほうがいいと思いました。

観ている分には面白いと思うかも知れませんが、どういうストーリーの流れか誰も覚えられないのではないでしょうか。
また、役者が多いこともあり、皆さんの印象が薄くなっている気がします。

たとえばこのプロットをそのまま使うとして、普通の家、親ひとり子二人のところに親戚の子が来る、くらいにして、家族の悩みにスポットを当てるだけでもじゅうぶんに面白いと思います。

宮崎駿の映画だってもっとシンプルなんです。晩年は違いますが。
「がんばっていきまっしょい」だって、シンプルだからこそ当たる気がしました。
どうやったらもっとシンプルにできるんだっけ?
いや、そもそも西田さんが劇団員を信頼してないんじゃない?

・・・と書いて2幕。

いきなり川島なお美が実は富士家の財産目当ての悪党・・・と知って、そのまま悪党を倒す物語でもツマランなあ、そこからさらに川島なお美が思い直すストーリーのほうがまだマシやなあ、と思っていたら、その通りに進みました。

しかし、しりすぼみでした。
刃物で刺して救急車とか、禁じ手過ぎて救いようがない。

「楽園」でも感じたし、他のところの作品では「WIZ」でも思ったのですが、2幕になってどうして動きが突然止まって会話ばかりになるのでしょう?

物語には起承転結があり、最後に向かって会話が増えるのは致し方ないところもあると思うのですが、もっと均らせないないものかなあと思います。

最後のほうは3人くらいしか目立ってないんちゃう?
伊達娘とか、ほぼその他大勢みたいな出方しかしてなかったと思います。

会話をする代わりに歌やダンスにして、その分シンプルなストーリーにする。

そうすると、全体のバランス考えたり、主張を考えると、脚本が根本的に変わってしまうのですが、そうしないとこれではいけないと思います。

そもそも、この作品を観て、西田さんがなにを伝えたかったか、ぼやけているのがいちばん問題です。

人間、ひとつの作品からひとつの物事を受け取ることさえもなかなかありません。
この文章を読むあなた自身がそうですよね?

そうすると、西田さんは言いたいことをひとつに絞って、それだけを一生懸命伝えねば、伝わりません。
これはあらゆるストーリーに対して言えます。

なのに、物語を作る大勢は、「なにを感じるかは、それぞれの人々によって違う」とか言って、自分でストーリーを繋げることを放棄してしまっています。
まるでアスペルガーの人の会話と同じで、纏まりがないのです。

けど、作品になってしまえば、大勢でやっているから、これはおかしいんじゃない?と思う人間がいないのがタチが悪い。
ヒトラーだって、一人で騒いでいればただのバカだったのでしょうが、大勢で騒いだからチカラを持ったのです。

だから、その逆で、大勢でやることには洗脳作用がある危険と隣り合わせなので、物語を作る側の人間が、ストーリーの根幹を考えることを忘れてはいけないと考えます。

どうもこの作品にも、ストーリーの根幹が見えませんでした。

コレでは、ドアに犯罪される危険を冒してまで、何度も行こうとは思わんなあ・・・


【追伸】

ちなみに伊達娘が代えられたというシーン,私はたぶん,1幕の終わりのほうで次女がショックで倒れて,その後介抱されるところなんじゃないかなと思いました。
そこを,早めにはけるように代えたんじゃないかと。
それくらいしか,ひかるに代えられそうなシーンがないと思いました。

ただそこであるとすれば,ひかるが倒れると,12歳でそこで悩んで倒れるかな?と思えるので,脚本の都合上代わったのかなとも思えました。


そういえば,ひかるが自分が生まれてきた意味に悩む,みたいなシーンはなかったですね。
長女から厳しく言われて泣くくらいで。

けどそこにスポットを当てて掘り下げても,なんか嫌らしくなる気もします。


「広い宇宙の中で」って,やはり生きていく意味を問うように思うのですが,なんか散漫な気がしてしまいました。

長女が身籠るとか,”できちゃった結婚”でありふれすぎていて,一般人にとって問題でさえないと思うのですよね。
いやもちろん高校生くらいにとってはこれからの話題ですからショッキングなのでしょうが。


お母さんの設定をだいぶ削いで,川島なお美だけクローズアップして,「財産目当てに後妻になり,保険金殺人を企もうとした(ここは文春で読んだリアル事件からの発想)けど,夫の優しさにほだされる」という内容でも十分ストーリーとして面白いと思います。

優しいオトコってそんなにいないし,いないからこそ女性に支持を受けると思うのですよね。


星野真衣さんって「フットルース」のアリエルでも同じような役柄で,西田さんがそういうイメージなのかとも思いましたが,もうちょっと違う感じが観たいかな。
いや他作品ではまた違いますが,どうしてもアリエルとダブってしまいました。

今朝内藤さんのtwitterコメント返信に書いた文章です。長いのでこちらにも。

内藤さん,興味を持っていただいてありがとうございます。長文になりますがご容赦。
たとえば阿修羅掲示板でも,執拗に攻撃されました。
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/366.html

これなんかも,ご教示いただいたtogetterと同様,積極的に広める材料と思うのですが,いまインターネット上の情報が多すぎてなかなか見向きもされないのです。
ブログで周知していますがこちらもなかなか。
”2ちゃんねる”でも,私を取り上げたスレッドはもう100を超えると思いますが,”電車男”のように助けてくれる人は出てきません。
大西かわいそう,と思って声をかけてくれる人はちょくちょく見かけますが,あまりの工作活動のえげつなさに二の足を踏むようです。

それで,実は司法の世界も政治の裏返しで中身まで腐っているのですよ。戦ううちに身を持って知ったいろんな例が挙げられますが,ここでは弁護士に関して2例。

1.阿修羅で”沼男”を名乗る者は,個人情報保護法その他法律に関する極めて詳細な,しかし恣意的な日立製作所側の判断を掲載してきました。一例を下記。
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/366.html#c642
細かい司法判断のため,弁護士が掲示板に書き込んでいるとしか思えません。私は”沼男”と @tobira_nobu は主張の同一性から,日立製作所側が提出した個人情報保護法に関する調査資料を作成した,明治大学教授夏井高人ではないかと睨んでいます。

2.日立製作所に不当に懲戒解雇された内容を,一昨年末に当時東京弁護士会刑事弁護委員会委員長であった児玉晃一弁護士に法律相談したのですが,全く見当外れな理由で,「日立製作所には問題なし」と言い放たれました。(にもかかわらず,本人訴訟で高裁2審まで進み,裁判所は慎重に検討し口頭弁論と判決1回ずつ延期しています)

このため,東京弁護士会→日弁連に対して懲戒請求したところ,法律相談で資料を元に話した事実関係の認識自体が滅茶苦茶でした。要は日立製作所に有利な判断を言い放ったのです。
そして弁護士会も腐っていて,そのような法律相談を問題なしとして返してきたのです。
あまりに馬鹿らしいので,日弁連からの返送封筒は開けてさえいません。

なのにその弁護士会からの返信内容詳細が,私の名誉毀損を繰り返している者のブログに児玉晃一名義にてコメントされました。
http://antahage.seesaa.net/article/402940216.html

私はどこかのタイミングで,弁護士会からの返送封筒を衆目監視の中で開け,ブログコメントと同じ旨を確認し,日弁連全体が腐っていることを証明したいと考えています。

こんな状態ですので,いまいい弁護士さんが見つかるかというと難しいです。
しかし,元々の個人情報の不当収集と,その証拠がある場合の開示請求権については,マイナンバー制度の運用と深く関わって来るため,5/20はどんな判決が為されても問題になると信じています。

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