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2016年11月11日

2016年11月11日 (金)

トランプの当選を今年3/11時点で予想していたヒトが、トランプをレーガンになぞらえて当時言っているのは面白い。それを受け、私も、”階級闘争”から脱して、”マルクス真理教”と戦わねばならぬと考える。

今朝起きがけに、記事のさらにリンクから、トランプの当選を今年3/11時点で予想していたヒトの記事

たぶん誕生するトランプ大統領が日本経済を危機に陥れる 鈴木貴博 [百年コンサルティング代表] 【第5回】 2016年3月11日

http://diamond.jp/articles/-/87742

を読んで、ちゃんと解説せなアカンなあと思っていたら、その後ついさっきこんな投稿があった。

トランプ大統領がたぶんもたらす「途方もないリスク」講座 鈴木貴博 [百年コンサルティング代表] 【第41回】 2016年11月11日

http://diamond.jp/articles/-/107568

よもや来るまいと思っていた
狼が本当に来てしまった

今年3月、ダイヤモンド・オンラインで「たぶん誕生するトランプ大統領が日本経済を危機に陥れる」という記事を書いた。支持者が一番多い候補だからトランプ大統領が誕生する可能性は一番高いと予測したのだが、結果的にその通りにアメリカの有権者が動いたことになる。

アメリカでは今、下流に転落した白人層の怒りが大きい。アメリカの人口の65%が白人で、その90%が下流層に転落したことを嘆いている。65%と90%をかけ算してみるとわかるが、要するに約半数のアメリカ人が怒れるプアな白人層で、この層がトランプ候補の一番の支持者だったというのが、今回の選挙結果の構造だ。

さて、6月の英国EU離脱ショックに続いて、今度はトランプ大統領誕生にショックを受けている人が多いらしい。「狼が来るぞぉ」と言う警告を何度か聞いていたはずだが、「まさか狼が来るとは思わなかった」というわけだ。まあ、こうなった以上仕方がない。だから今回は「これから何が起きるのか?」について簡単に解説したいと思う。

しかし、今回の記事はさほど的を射ていないと思う。

なんか権力に迎合して、日本経済を危機に陥れたくないがために、いま書きたいことを書けていない側面をどうしても感じてしまう。

その記事とは

トランプ候補とレーガン大統領の
あまりにも良く似た状況

ここまで人気の高い泡沫大統領候補というと、実は歴史上よく似た事例がある。1980年に登場したロナルド・レーガン大統領だ。

当初はハリウッドの俳優出身のレーガン候補が本当に大統領になるなどとは誰も考えていなかった。ところが現職のカーター大統領のあまりの無能さに、新しい何かに期待したアメリカ国民の票によって、大統領選挙では地滑り的な大勝利を得てレーガン氏は大統領の座をつかむことになる。

レーガン大統領はタカ派で保守派で、アメリカ市民にとても愛された。そしてレーガン政権の8年間は、アメリカの国益を守るために日本への経済制裁や政治圧力が高まった8年間だった。この時期、日本はロンヤス関係を結んだ同盟国でありながら、経済については常に矢面で批判され続けた。

アメリカ大統領は実はかなり強力な権限を持っている。レーガン大統領はその権限を最大限に活用し、米国議会の決議に対しても何度も拒否権を発動した。

(略)

http://diamond.jp/articles/-/87742?page=3

さらにトランプ氏が中国やメキシコと同じく敵と見定める対象はグローバル企業になるだろう。

世界中でお金を稼ぎながら、税制をうまく使ってアメリカに税金を落とさない企業、そしてアメリカから雇用を奪っているとみなされるグローバル企業に対して、トランプ大統領は厳しい立場をとるようになるだろう。

トランプ氏がこれまでの政治家と一番違う点は、自分の資産で大統領選挙を戦えるということだ。

オバマ大統領もブッシュ前大統領も、大統領になったとたんに公約をひるがえしてしまった。なぜあんなに豹変するのかと感じる方も多かっただろう。最大の理由は数百億円もの大量の選挙資金を得る過程で、さまざまな政治利権関係者にがんじがらめにされてしまい、大統領就任時点ですでに自分のやりたいことが何ひとつできない状態になっているからだ。

ところが自力で選挙戦を戦うトランプ大統領には、そのようなしがらみがない。これまでの大統領たちに資金を提供してきた石油業界、自動車業界、武器産業、製薬業界、農業業界など考えられるありとあらゆる既存の抵抗勢力に対して、トランプ氏は強気でいられるだろう。

http://diamond.jp/articles/-/87742?page=4

過去30年で最も行動力を発揮
それゆえ日本に噛みつく可能性大

おそらくトランプ大統領は、その点において過去30年間で最も行動力のある大統領として君臨することになる。「それがマクロ経済にとって正しい政策か間違った政策かは関係なく」である。ここが問題になる。

米国経済を守るという観点から考えるとトランプ大統領は保護主義で反自由貿易的な政策になることが想定される。つまり世界のマクロ経済にとってはマイナスな政策が打ち出される可能性が高いだろう。

ここが日本経済に対してもマイナスに影響するはずだ。

まずTPPは撤回されるだろう。日本との自由貿易など米国の雇用にとってはプラスにならない。農業の市場だけ日本に開放させて、自動車や部品市場はアメリカ市場を守ったほうがずっといいという考えにアメリカは揺り戻されるだろう。

為替も人民元高で不公正をなくそうという考えと同じで、ウォン高、円高が公正だとトランプ氏は考えるだろう。つまりあの悪夢のような円高時代に戻っていくリスクが高まると考えたほうがいい。

そうやってトランプ大統領はメキシコに噛みつき、中国に噛みつくだけでなく、日本にも噛みつくことになる。もちろんイスラムにも韓国にも北朝鮮にも噛みつくだろうが。

そう考えるとトランプ大統領誕生は日本経済にとっても悪夢である。一番無難なサンダース候補がなんとか勝ち残れないか、今のうちにわれわれは神に祈っておいたほうがいいかもしれないのだ。

すなわち、トランプはレーガンと同じで行動力が高く、マクロ経済を考えずに、自国に有利なほうに主導し、他国にとって悪影響を与えるように動くと取れる。

けどこれは別に、正直言って悪いことではない。

アメリカ国民だけを見ていればそれでいいのかも知れないけれども、アメリカに移住したいもっと貧困に喘いでいる人々や、TPPは撤廃されてもその代わりとして狙い撃ちされて、より生活が苦しくなる運命が避けられない日本の農家など、怒る人々が出て来る。

アメリカの産業は回復するだろうけれども、マクロ的には日本もアメリカから搾取してきたのは間違いない事実で、アメリカという巨大市場を落とすことになり、今後相当な業績の下振れが予想される。

たとえば鉄道だって、「これからはアメリカ主導で企業を作って、外国勢の侵入を阻止する」という方法が採られる可能性があり得る。

トランプはアメリカという一国の将来について考えている。

株価が一旦上がったけれども、それはアメリカという中でどうやって儲けていくか、を投機家が考えたからであり、そのウラでは各国政府官僚が、どうやってトランプをなだめるか?の方策まで検討しているはずである。

トランプを支持する気はないけれども、アメリカにしろ、EU離脱を決めたイギリスにしろ、現在に不満を抱えた者が大勢いることは間違いない。

その不満を聞くことなく、資本家として上からの政策で決めるのではなくて、現在に不満を抱えた者の不満をひとつひとつ聞いていって、理解しあい、理解する者が組織を作っていくことで、トランプが想像できないような大きな組織を作り、それを世界革命の原動力にすることは可能である。

そういえば、トランプを橋下徹と同じと捉える向きもあるようであるが、私は全く違うと考えている。

橋下徹は「公務員の給与が高すぎる!」と叫んで、大阪のアホな人間(大阪は漫才でだけアホと思われとるけど、人々自身アホなことをさらけ出して、いろんな意味で恥ずかしかったよなあ・・・。)の賛同を得たけれども、もともと資本家であるトランプは、公務員の給与が高いかどうかなんてみみっちいことはいまのところは言ってない。(今後大勢がそういう主張をしろと言い出すだろうけれども。そこはトランプがどう考えるか?にもかかっている)

まあ、めちゃくちゃ大きな意味でいえば、トランプだって、”階級闘争”として捉えたら敵でしかないけれども、現実的に話を進めようとする側面からすると、実は味方なんじゃないかと思うフシだってある。

ものごとは、ひとつの軸で考えたらいいわけではない。

数学だって、私が知るだけでも、空間のxyzという座標軸だけでなく、さらに時間というtという座標軸がある。
それに加えて、虚数iという概念だってある。

xという軸においては対立していても、その他では案外違ってないことを言っていることだってある。

そもそも”対立”だって、0か100か、というような議論ではなくて、コレはAKBのメンバーに対するファンレターでつねづね書いてきたことであるけれども、65点の意見と70点の意見、どっちの意見のほうが正しいか?で、相手・・・いつの間にか、本質を求める討論ではなくて、相手を特定し相手を酷く罵倒し合う、ついついそうなってしまうのが人間なのである。

人間ってそもそも、相手と共闘、・・・・というのは活動家の論理だけれども、共闘以前に相手と共感することが基本である。

だって本来、オトコとオンナは、共感し合うから結婚するのである。
親から言われたからとか、子孫を残さねばならないから、とかいうのは、後者はとりわけ動物的かもやけど、人間が他の動物から明らかに進化しているところで、”共感し合う”というのは根源的に大事と考える。

トランプを批判する者は多いし、私もトランプに対してそれは違う、という思いをたくさん持ってはいるけれども、それでもなんとか、トランプと共感し合いたいと考える。

そして、トランプと共感し合えないところが、真に、トランプと戦えるところなのである。

なんでみんな、そんなアタリマエのことが理解できず、”階級闘争”なんて概念で括ってしまおうとするのかフシギや。

それは逆にいえば、”マルクス主義”を”マルクス真理教”にまで貶めている内的圧力であり、私はそれともまた戦わねばならないと、ココに宣言する。

”労働の奪還”だって、じゃあ何から奪還するかというと、資本家から奪還するだけではなくて、”マルクス真理教”から奪還せなアカンねん。

よく、「労働者が主人公の社会を!」と言うとるのを聞くけど、じゃあと思って労働者がそこに加わったら、「それはマルクス主義とは違う、マルクスをもっと勉強しろ!」と言われてまう。

”労働者が主人公”って、どこ行ってん?
スローガンだけかよ?
それって、為政者とか日本共産党とかと全く同じやわなあ。

まずは、”労働者が主人公”を実践して、マルクスとは違うかもやけど、労働者のナマの声に耳を傾けろよ。

だから、真実を主張して、いっくら頑張っても、仲間が増えんねん。
なんでそんなカンタンな論理が、全員ワカランかなあ??????


真に労働者を主人公にしようとしたら、マルクスなんて背景知識でしかなくなって、目の前の労働者の訴えに真摯に向き合えるようになるはずや。

たとえば各国政府なり人々なりが”法治国家”を主張したからといって、全員が法律を知る必要はないやろ。
だから、マルクス主義を主張することと、マルクスについて学ばねばならないことは、実は等価ではない。

マルクス主義で集まった者の中で、自由闊達な意見をする中で、いやそれは違うんじゃないか?と思った者が、考えのひとつのベースとしてマルクスを参照する、そんくらいでええやろ。

トランプのほうが、労働者を主人公にするための具体的主張をできてもたのが現実やねん。

私がこんな過激な文章を書くのも、誰の承認も取ってない。
けど、誰の承認も取ることなく、実は内心誰もが思っていることをあからさまにする、コレって大事やし、革命を成し遂げる最短手段やと思う。

別にコレはどこかの公式見解でもなんでもなくて、私の個人的見解に過ぎんから、批判を受けるのは私個人でしかないし。

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