タカラヅカ

2013年4月22日 (月)

宝塚歌劇団2007年雪組エリザベート公演を観た感想

昨日と同じで面白いと思った。
何回か観てみると回ごとの巧拙も分かるかもしれないが,まだそこまでには至っていない。
ただ,歌もダンスもAKBよりは上手いとはいえ,必ずしもものすごく上手いとまでは
言えないと思った。
ダンスもやはりズレがあるし,音程も必ずしも合っているとは思わない。

しかし,かえすがえすも,AKBよりは上手いのである。
AKBのメンバーは,学校とのかけもちなどでなかなか練習はできないだろう。
それでも,AKBの舞台監督さんはやはり,AKBで実績を積んで,ゆくゆくは
舞台作品に出て行く野望などもあると思うし,そうするとやはりAKBのメンバーの
モチベーションをさらにアップして,AKBも舞台芸術の一環として
人々から見られるようなレベルに上げる,という目的も出てくるのではないかと思う。

そういう観点から,今後AKBのスタッフにもぜひ奮起して欲しいと思った。

物語は,オーストリア・ハプスブルグ家に実在したエリザベート皇后(以下シシィ)
の記録をベースとしているが,実在のシシィはたいへんな浪費家であったようで,
そういう点はかなり排除し,トートという死神を主役に据えて,
かなり脚色の多い物語となっていた。

だから,この公演を観たからといって歴史を語ることができないのは残念ではあるが,
それでも,ファンタジーとして見たときに,なかなか整っていて面白いと思った。

自分は相手を愛している,と思い込んでいてそのじつ,相手を都合の良い
召し使い程度にしか思っていない性格がよく表わされていると思った。

私事であるが私も,実母から,「あなただけを」,と言われながらそのじつ,
都合の良い召し使い程度にしか思われていないために,フランツ・ヨーゼフ1世の
このしうちに悩むシシィの心情がある程度は分かった。

とはいえ,私は現実で実母に三行半を突きつけているので,それから比較すると,
不甲斐ないフランツ・ヨーゼフ1世とトートとの愛に苦しむシシィは,
不甲斐ないとも思った。

もちろん,これは脚色が多分に行われているため,実在するフランツ・ヨーゼフ1世や
シシィに対して同じ感情を持っているわけではないので,念のため。

強いて難点を言うならば,シシィが暗殺されてトートの元へ行き,
真の愛を掴み取れるかのような結末は,どうかとも思う。

死神と真の愛が結べるのであれば,それは自死を肯定することにもなってしまう。
暗殺されたとしても,シシィには生への執着を失って欲しくはなかった。

物語上のシシィは,革命に対してそこそこ肯定的な描き方をされており,
まずまずいいと思った。
私がこの作品に関して脚色をするのであれば,シシィとルドルフに
親子の話し合いをさせ,その上でフランツ・ヨーゼフ1世に対して
謀反を成功させて,新しい国を作らせる。

しかしそうすると,新しい国に対して国王としてそのまま君臨できるものであろうか。
日本やイギリスのように,王を国家の象徴として残すのであろうか。

そういえば,Wikipediaで見たら,イギリスではエリザベートは王室打倒の作品だから
上演されていない旨の記載があったが,日本ではさまざまなバージョンが
既に上演されているのはどういうことだろう。

きっと,日本の天皇制は,廃止論を大々的に騒げないような社会が
出来上がっているから,誰も問題にしなかったのではないかと想像する。
もしかしたら,イギリスよりも日本のほうが,天皇批判はよもやできないと
誰もが思い込んでいるのかも知れない,と思う。きっとそうだろう。

シシィの生涯が不幸なものであったように,美貌がすなわち幸せとはいえない。
フランツ・ヨーゼフ1世も必ずしも幸せでなかったことから,
権力を手に入れられてさえも,だから幸せであるとはいえない。

やはり,幸せとは,自分が愛する相手に認められることと思う。
パートナーから愛されることはもとより,仕事でも,頑張って苦楽を
共にした相手から認められることこそが,真の達成感を得られるのだと思う。

そして,愛する相手に認められる,ということは,まず自分も相手の主張を認めねば,
同様のことを返してはもらえない,ということにも繋がると思う。

自分が相手の主張を認める,というのはなかなか難しい。
そういう意味では,シシィもフランツ・ヨーゼフ1世も,いやトートでさえ,
相手の主張を認めてはいない。
この作品の登場人物の誰一人として,相手の主張を認めてはいないのである。

強いて言うならば,ルドルフは民衆の主張を認めようとしたのだろう。
そして,ルドルフを見れば,相手の主張を否定せずに認めるというのは,
意外と難しいことを分かっていただけると思う。

相手の主張を認める登場人物を一人用意していただければ,
シシィはたとえ殺されようとも,ハッピーエンドになったと思う。

2013年4月21日 (日)

宝塚歌劇団2006年花組ファントム公演を観た感想

はじめてタカラヅカの公演を通しで観た。
ワタシはじつはそれほど映画や演劇を観たことがなく,ファントムという演目も
初めて観たのではあるが,よくできていたと思う。

非常に面白かったし,見ごたえがあった。
歌やダンスはAKBよりは圧倒的にうまいので,AKBもここまでなれるとは思えないが,
AKBメンバーも,こうなりたい!と思って頑張って欲しいと思った。

憎しみで人を殺してしまえるファントムの危うさが気になったが,その後殺されてしまい,
因果応報的な幕切れであった。このため,必ずしもファントムに同情できるわけでもない。
それが,復讐劇を片方の立場だけで賞賛する作品も多い中で,好感が持てた。

クリスティーヌが,ファントムとの愛を誓い,嫌がるファントムに対して執拗に
仮面を取ることを迫ったにもかかわらず,ファントムのあまりの醜さに逃げ出してしまう描写は,
アタマで分かっているつもりでも,実際に実行するときには違う方法を選んでしまう,
人間の弱さを非常によく表していると思った。

2幕合計140分程度で,最後20分ほどはダンスであった。
AKBと違ってMCなど全くなく,ほぼミュージカルスタイルであることを初めて知った。

考えたことであるが。

演目をすべて見せるタカラヅカスタイルは女性ファン向けであり,
MCのあるAKBスタイルは男性ファン向けであると思った。

それはすなわち,女性のほうがストーリーでものごとを考え,
男性は短いひと言でものごとを考える,と思うのである。

だから,メモリストはじめAKBヲタはダンスなど全体としてのできではなく,
MCだけを取り上げて議論したがるのである。
ワタシは前々から不思議に思っていたが,やっと腑に落ちた。

そうすると,女性のほうが言葉で複雑なことをストーリーだてて説明し,
男性は単純な作業だけができることも理屈がつく。

たとえば女性が得意な料理も,食材を買いに行き,下ごしらえし,調理し,盛り付け,
食後の皿洗いまで含めて,すべて一連のストーリーとして考えられるのである。

男性が得意な会社の仕事など,そうではない。
ひとつのものごとを進めるために説明書や提案書を作り,それができればまた打ち合わせて
また一歩進める,ということを繰り返す。
男性の仕事は牛歩戦術なのである。

また,女性は結論を言わない,話が発散する,とよく言われるが,
これはじつは話が発散するのではなく,ストーリーだてて説明するためには
あれこれと言わざるを得ない,と女性は思うのではないかと思う。
それが短く物事を判断する男性にとっては,話が発散すると受け取られるだけと思う。

だから,先に結論を言い,手短かに説明したとして,相手の男性はそれを理解はするが,
途中経過を聞いていないために,相手がまた別の誰かからそれを否定された場合に,
相手は説明した方法を朝令暮改で変えてしまうかもしれない。

女性はそのリスクまで考え,自分の案の結論に至る思考の過程の良さを
一生懸命に説明しているのではないか。
そこに男性が気がついていない,というのも一因と思う。

私の論が正しいかも知れない証拠として,このような記事もある。

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「男子は数学が得意」は嘘?学習能力における男女差が明らかに
http://www.men-joy.jp/archives/80424

■女子=数学がニガテは嘘?

<一般には女子は数学が苦手と言われるが、多くの海外での研究結果から、女子向けの数学の教え方を実践すれば、女子でも数学の成績は上がることがわかっている。つまり、これまで女子が数学を苦手と感じることが多かったのは、教え方が男子向きだったからだと考えられる。>

そもそも、男女の指導法については大きな違いがあるそうです。

例えば数学でいうと、女子には1番の問題から順番に説明しながら解いていかないと次に進めない。一方、男子の場合は概論を大まかに説明すれば後は実際に問題を解いていくほうが理解が早い。

英語でいうと、女子は文脈優先で感覚的に読解する。男子は文法に則って数学的に理解する。
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これを読めば,やはり女性はストーリーだてて考えるのが得意なのである。

また,個人ブログであるがこんなことも書いてある。

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女の子の方が学力的に優れている理由 by 篠原ちえみ(2011年12月)
http://thegroupofeight.com/?p=1131

10年以上も前の話で恐縮だが、日本の公立高校で教えていた私の経験からも、確かに女子の方が平均的に成績がよかった。とりわけ語学(英語、国語)にはその差が歴然と表れていた。よく見ていると、女子生徒は真面目にがんばって勉強する子が、男子に比べると多い。
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女性のほうが,まじめにがんばれるのである。

しかし,世界はまだまだ体力の強い男性中心社会であり,男性が仕事しやすいように細切れに
仕事が区切られている。
そういう会社やその他組織ばかりのために,仮に天才女性社長が一人いても,
仕事のスキームを変えるまでにはなかなかならず,女性だけの会社がいくつも集まって
仕事の進め方を変えていく必要があると思う。

そういえば女性のほうが,学校や社会で友達関係でぎくしゃくし,
専業主婦となっても友達づきあいが辛いことがよく取り上げられる。
これは,自分達が本来持っているポテンシャルを十分に出せていないがために,
エネルギーが違うところに誤って出てしまったものと考えられる。

逆に男性は,もともと持っているポテンシャルがそれほど高くないために,
違うところに誤って出てしまう気力もたいしてなく,その結果,平日は会社で社畜となり,
休日は家でゴロゴロ,などという単純でつまらない発散しかできないのではないか。

コレはワタシの想像であり,またいずれさらに詳細に検討してみたい。

そのような,性別の差を考慮に入れながら,AKBも女性ファンを獲得できるように,
公演をもう少しストーリーだてた方に振ってみてもいいと思う。
たとえば,公演を前半と後半に分け,前半はストーリー重視でMCをつけない,とか。

新公演はとにかく新しいアイデア満載でお願いしたい。

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